豆まきのあとに注意👹
こんにちは!金成、川﨑です!
気づけば1月も終盤、目の前はもう2月です!
2月といえば、泣く子も黙る鬼が来る【節分👹】ですね!
スーパーに行けば、豆まき用の福豆が陳列されており
ショッピングモールの雑貨店を覗けば、お面や衣装、金棒などの小道具が売っており
最近だと家庭から離れつつある印象ですが、2月の風物詩ともいえるイベントになっていますよね!
ちなみに【節分】とは、「季節を分ける」という意味があり、春夏秋冬それぞれの始まりの日
すなわち「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを指します。
元は中国から伝承された風習ですが、一説として季節の変わり目には邪気(鬼、魔物)が生じると考えており
その邪気を追い払い、無病息災を願う儀式として文武天皇が慶雲3年に宮中で初めて行ったことが起源とされています。
旧暦の二十四節気では「立春」が新年の始まりとして重要視されており
豆まきで邪気や魔物を取り払い、新年に幸運をもたらすという意味で
今では節分といえば立春の前日のみを指すようになりました。
ちなみに、なぜ「豆」をまくのかというと、古来より穀物には
「邪気を払う力がある」とされてきたそうです。
また、豆⁼魔目(まめ・鬼の目という意味)、豆⁼魔滅(まめ・魔物を滅するという意味)の
語呂合わせから、豆を鬼にぶつけることで邪気を払い、無病息災を願うようになったと言われています。
今年の節分は日曜日ということもあり、豆まきを行う家庭も多いのではないでしょうか?
おなじみの「鬼は外!福は内!」の掛け声とともに、家族の健康や幸運を願い豆をまいた後は
残った福豆を自分の年齢の数の分食べることによって、福を取り込み健康に過ごせるとされていますよね!
しかし、ここで気をつけたいのは小さなお子様に「福豆」を与えるときです。
子どもの食道は、大人が思っている以上に細く、未発達です。
豆のように小さな食べ物でも、窒息してしまうリスクがあります。
ここ最近では、保育園の給食で出されたりんごを食べた子どもが
窒息死してしまった事件が、皆さまの記憶に新しいかと思います。
楽しいイベントが一変、事故につながってしまうことがあるのです。
保育園を運営している弊社としても、このような居たたまれない事故は
今後絶対に起こしてはいけないですし、他の場所でも起こってほしくありません。
本日は、子どもの窒息事故を防ぐためのポイントをおさえながら
福豆を食べる際の注意事項と対策をご紹介していきます!!
まずは、子どもにとって注意が必要な食品の一例をご紹介します。
□ナッツ・豆類
□球形の食品
(ミニトマト・ぶどう・飴・チーズ・うずらの卵・白玉団子など)
□りんご
□いか・エビ・貝などの甲殻類
□キノコ類
□海藻類
□肉類
□こんにゃく
□パン・カステラ
あくまでも、上記の食材は一例です。
常に食材を与える際は、こどもの年齢・月齢に関わらず、普段食べ慣れている食材でも
窒息につながる可能性があるとまずは認識しておきましょう。
まず、「福豆」を含むナッツや豆類は小さな欠片が気管に入り込んで肺炎や気管支炎を
起こすリスクもあるため、5歳頃までは食べさせないことが推奨されています。
そのため、5歳未満のお子様は、思う存分豆まきを楽しみましょう😊♬
こどもは奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではありません。
また、どうしても食事にずっと集中していられないのも子どもの特徴です。
食べ物を口に入れたまま走ったり、寝転んだり、笑ったり、泣いたり、声を出したり…
そのような後に、一気に息を吸い込むことによって口の中の食物片が気管支に吸い込まれて
窒息・誤嚥のリスクがあるので、推奨年齢を過ぎたからと言って油断は禁物です。
豆まきの後に福豆を食べる際は、落ち着いた状態でよく噛んで食べるように声掛けをお願いいたします💡
その他に注意していただきたい食品が、普段からよく口にする「りんご」です。
小さくカットがされている状態でも、生の状態だと食材が硬く
咀嚼しきれず喉に詰まらせる可能性があります。
特に1歳未満の子どもには無理に与えず、どうしても与える場合は
離乳食完了期まではすりおろして加熱して与えることを覚えておきましょう。
その他にも、ミニトマト、ぶどうなど、球形・硬い・粘着性が高い食べ物も
咀嚼する前に誤って丸呑みしてしまい、喉に張り付いてしまう可能性があります。
4等分にして、ぶどうなどの皮は除去してから与えるようにしましょう。
では、今後食事をする際に気を付けていただきたいポイントをご紹介します👆
まずは、食事の与え方・介助の仕方に配慮してみましょう。
食べ物は子どもの口の大きさにあった量で与え、汁物などの水分も適切に与えましょう。
水分で流し込むイメージで、のどや気管に詰まらせないよう補助をしてあげてください。
また、子どもに食事を与えるタイミングも重要になってきます。
【眠くなった】【もう食べたくない】といった食べることに集中ができない様子を
認識したら無理に食べさせないようにしましょう。
親の立場だと、【あともう少しで完食だから食べきってほしい!】【栄養面が気になる!】など
色々な感情が沸き上がる気持ちもとてもよく分かります。
ただ、様々な要因が重なったタイミングで事故は起こってしまいます。
わが子の命を守るという観点からも、子どもの意志に沿うタイミングで食事を与えていきましょう。
(子どもは1週間の中で、バランスが取れた食事がとれていれば大丈夫とよく言いますよね!)
あとは、むやみに食事中に驚かせないでくださいね!
このようなちょっとした弾みで、のどに詰まらせてしまうこともあります。
次は我が身と念頭に置き、注意していきたいですね!
では、万が一窒息事故が起きてしまった場合の対処法も紹介しておきます。
〇背中を叩く(背部叩打法)⇒1歳未満の場合
子どもをうつぶせにし、手のひらで子どもの下あごをしっかり支えて突き出し
腕に子どもの体をのせて、上半身がやや低くなるような姿勢で支えます。
もう一方の手のひらの付け根で、子どもの背中(肩甲骨の間)をしっかり強く叩きます。
(5~6回を1セット)
〇胸部を圧迫する(腹部突き上げ法)
子どもを仰向けにし、手のひらで後頭部をしっかり押さえながら腕で子どもの体を支えます。
子どもの両乳頭を結んだ線の中央のやや足側を、もう一方の2本指で強く圧迫します。
(5~6回を1セット)
※膝の上で行うときは、子どもの足をわきに挟んで落とさないように気をつけましょう。
子どもの様子を見ながら、上記の対処法を1セットごとに交互に繰り返します。
体位を変えることで、喉に詰まったものが出やすくなる効果があります。
〇 腹部突き上げ法(ハイムリック法)⇒1歳以上の場合
子どもの背後から両腕を回し、片方の手を握りこぶしにして、子どものみぞおちの下に当てます。
もう片方の手をその上に当てて、両手で腹部を上へ突き上げるように圧迫します。
これを詰まったものが取れるまで繰り返します。
〇心肺蘇生法 胸骨圧迫 (心臓マッサージ)⇒呼吸が停止している場合
子どもがぐったりとして反応がなくなった場合は、直ちに心肺蘇生を開始します。
胸の厚さが3分の1くらい沈む強さで、1分間に100~120回のテンポで圧迫します。
<幼児の場合>
胸骨の下半分を、手のひらの根元で押します。(両手で押しすぎる場合は、片手で押し下げます。)
<乳児の場合>
左右の乳頭を結んだ線の中央で少し足側を、指2本で押します。
子どもが喉に物を詰まらせた場合は、命の危険があり、一刻を争います。
必ず救急車を呼んでから、応急措置をおこなうようにしてくださいね!
本来、無病息災を祈るためのイベントで事故を起こしてしまっては本末転倒ですよね😱
こちらのブログを読んでくださった皆さまは、安全に楽しく豆まきを行っていただければ幸いです✨
それでは、本日はこの辺で!
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