みなし贈与に注意💰
こんにちは!金成、川﨑です!
今年も残すところ約半月となってしまいました😓
皆さまは今年掲げた抱負を無事達成できていますでしょうか?
できた!と達成感に満ち溢れている方もいれば、まだまだ…と焦燥感に駆られている方もいるかもしれません。
ですが、まだ残り半月あります!
今年もよい1年だったと心から思えるよう、残りの時間を有意義に過ごしていきたいですね✨
年末というと思い浮かぶのが…そう、「年末調整」です。
書類集めから必要事項の記入まで、何かと頭を悩ませる年末調整。
今年は昨年と異なり「定額減税」制度が設けられるなど
変更点も多いのでミスなく確実に提出を終えておきたいものです。
(もちろん、弊社ではすでに提出済みです💪)
そんな中、弊社で年末調整を含め税金関連をお世話になっている担当者の方から
気になる記事をいただいたので、本日はそのお話をしようと思います!
少しお堅い内容になるかと思いますが、最後までお付き合いいただければ幸いです🙇
皆さまは「みなし贈与」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
本来、「贈与」は「あげます」「もらいます」という当事者双方の同意によって成り立つ
財産の受け渡しによる契約のことを指しますが、税法ではそれ以外に合意がなくても実質的に
贈与があったとみなされて課税される「みなし贈与」というものが存在するそうです。
たとえば、満期保険金の受け取り、財産の低額譲渡、親子間の金銭の貸し借りなど
実は「みなし贈与」の可能性は身近にたくさん存在しています。
ちなみに、贈与税の申告方式の一つである暦年課税は、受贈者ごとに年間110万円までの贈与が非課税となり
110万円以内であれば申告は不要です。110万円を超えた贈与については、受贈者に贈与税が課税される仕組みです。
ですが、みなし贈与があったが為に110万円の壁を越えてしまい、課税されてしまうというケースが少なくないのです。
みなし贈与の典型例として挙げられるのが、「生命保険の満期保険金」です。
保険料を支払う契約者と保険金の受取人が異なっていると、満期保険金や解約返戻金に贈与税がかかります。
仮に、若いころに定期の生命保険に加入し保険金の受け取りを妻にしたとします。
そのまま満期を迎えて妻が保険金を受け取ると、妻に贈与税が課されてしまうのです。
まさかの落とし穴ですよね。
贈与税の負担を避けるための手立てとして、満期を迎える前に受取人を保険料の負担者本人に変更しましょう。
契約者も受取人も夫とする保険なら、保険金は夫の一時所得となり、所得税が課されるものの課税対象となるのは
「受け取った保険金の総額からすでに払い込んだ保険料又は掛け金の額を差し引き、
さらに特別控除の50万円を差し引いた額の2分の1」のみです。
基礎控除110万円を除いた全額に課税される贈与税と比べて、実際の税負担を格段に軽くすることができます。
すでに保険金を受け取ってしまっている場合は、贈与税の負担を軽くすることは難しいと考えてください。
他に考えられるみなし贈与としては、財産を著しく低い価額で譲渡したと判断されてしまうケースが挙げられます。
具体例としては、所有する不動産や株式などを子供に低額で譲渡するような場合です。
上記の内容がみなし贈与と認定されてしまう場合、本来相続税の特例が適用される土地や建物などの
不動産であっても税優遇を受けられず、事実上割高な税が課されることになりかねません。
最近は様々な物価が価格高騰しており、それでなくても支出が増えて家計を圧迫しているので
なるべくであれば、必要以上の税金はあまり払いたくないのが本音ですよね。
(もちろん国民の義務なので、払うべき税金はしっかり納めなければいけませんが!!)
通常の贈与は当事者間の合意に基づき成立することが民法で定められている一方
みなし贈与にあたるかどうかは法律で定められているわけではなく
過去の判例などをもとに判断されているのが実情です。
もっと皆様の身近で起こりうるみなし贈与の一例としては
「身内同士で無利息などあまりにも低い利息で金銭を貸し借りした」
「親が子供に貸したお金の返済を免除した」
「子どもが本来払うべき税金を親が肩代わりした」などがあります。
これを聞くと、実はみなし贈与に該当してしまった!というケースが
今後起きてもおかしくないなと考えさせられますね。
贈与には当然ながら税金がかかります。
ですが、気づいていなかった「みなし贈与」を後から指摘されると本税に加えて
追徴課税となりかねず、加算税や延滞税などのペナルティーを科される場合もあります。
そんな事態を避けるためにも、資産移転に関しては正しい知識を持つその道のプロに
依頼して、ミスがないように確実に行うようにしたいですね!
もうすぐ2024年が締めくくり、2025年がやってきます。
今年の年末年始は最大9連休となり、久々の大型連休に向けて旅行などを計画している方も多いかと思います。
旅行に行くとなると様々な出費がかかり、そこに税金がかかってきます。(温泉地では入湯税などもありますね。)
いよいよ年が明けると「お年玉」を渡したり、初詣に行くとなれば「お賽銭」を準備しないといけないですね。
何かと税金や金銭に関わることが増えてくるのが、年末年始かと思います。
ゆっくり時間が取れるこの時期だからこそ、今後の「お金」について考える時間を確保してもよいかもしれません!
私は、金成の更なる発展のためにも、税金のしくみなどお金に関わる勉強に本腰を入れていきたいなと思いました!
これを2025年の1つの抱負として、これからも精進していこうと思います✨
それでは、本日はこの辺で!
皆さん本日もご安全に!!
金成では一緒に働いてくれる現場施工の職人やCADを使った設計業務ができる方を常時募集しております。
ゼロからのスタートでも、しっかりと実力をつけて活躍できる環境がありますので安心してください!
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